インナーブランディングのススメ
これを読みながら、最近会社が迷走しすぎて「何を考えているのかわからん!」と憤慨している方もいるのではないでしょうか?
そんなあなたは、自社のブランディングについて考えたことはありますか?インナーブランディングとは、社員に企業ブランドの価値や目指す姿を理解させるための活動です。多くの会社には「社是」や「社訓」というものがありますが、あまりにも壮大で漠然としすぎているため、明確なビジョンとして統制が取りづらいように感じます。また、既存のロジックでは、新たなビジネスソリューションが生まれない現代において、広げ過ぎ煩雑になった業務内容を仕切り直し、対内外に向けた自社の明確な将来像を共有・体現化する活動が必要だと考えます。
インナーブランディング構築において、ブランドマントラやロゴマークなどの外面も大切ですが、組織や社員の立ち位置を明確にし、個々の働きがいを生み出すことがもっとも大切です。企業とともにブランドに対する理解を深めていく行為は、偶発的なできごとに対しても、慌てずにブランドにふさわしい対応をとれる社員を育てることにも繋がります。これらの活動は顧客や商品開発に向けたブランディング構築にも役立ち、実践的な社内教育スキームとしての可能性も期待できます。
近年、社員の意識付けや啓蒙のみならず、実践のためのツールとして、インナーブランディング構築を積極的に取り組む企業も増え、その影響から「ブランドブック」として内容をまとめた小冊子を制作するニーズも年々大きくなっています。
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