Appleに望む

WWDC 2017の基調講演が、日本時間で本日行われました。

特段の目新しさは存在せず、「スペック祭り in カリフォルニア」という言葉がふさわしいと感じてしまい、往年のAppleユーザーであるからこそ悪たれ口をたたく自分が存在します。「昔のようなワクワク感は何もない」…

まるで、迷走する日本メーカーが繰り広げるスペック争いに、Appleも参入してきたかのような錯覚さえしてしまう小手先感が否めません。イノベーションのないプロダクトの行く末は、①ハイスペックになること ②多機能になること ③小型・薄型化することだけのように感じます。スティーブ・ジョブズの存在とは、これほどまでに大きかったのだと改めて感じるとともに、これからのAppleはどこへ向かおうとしているのでしょうか?

私自身もクリエイターとして、日々新しいものを模索していますが、今までに無いものを生み出すための苦労はよく理解しています。Appleを評論する立場ではありませんが、世界が認めたiPhoneを超えるパーソナルプロダクトの登場は、しばらくないように感じます。その理由は、現存のAppleガジェットは十分すぎるくらい高性能で魅力に溢れているからです。その情熱をそこで走らせるソフト開発へとシフトし、世界中の人々をワクワクさせる体験価値を創造して欲しいと望んでいます。

“Stay hungry. Stay foolish.”

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